韓国人夫とシドニー暮らし。
あんなことこんなこと 書いてます。 食べ物ファイル倉庫 smoky kitchen since 2002.07.25 copyright[c]2002-2006 tamakichi all rights reserved フォロー中のブログ
LINK
|
帰ってまいりました。
以前にもあった、相方のウルサン出張。あれで終わりかと思いきや、また今回もウルサンに行かなければならないということで、今度こそ便乗慶州(キョンジュ)旅行決行。なんてったって、飛行機代、交通費、宿泊費、食費の半分は会社持ち。こんなチャンスを逃してはならぁん!と夫婦揃って鼻息荒く拳を固めたのでありました。しかも日本と違い、韓国のホテルは『お一人様○○円』ではなく『一部屋○○ウォン』なので2人で泊まろうが宿泊費はタダ、そして飛行機も1人分なら相方のたまった大韓航空マイレージでカバーできる。レンタカーも移動代ということで領収書が切れるので、私達が払うお金は実質一人分の食事代と駐車場代、参拝料などの雑費オンリー。マンセーー!!と高らかに叫びヤーと家を飛び出した私達貧乏夫婦でありました。 ところが、寝坊。 8時半のフライトなのに、地下鉄・金浦空港駅に到着したのは8時20分。 自分のノートブックと私の荷物を抱え脅威のスピードで鬼ダッシュをかます相方、そして日頃のひきこもり生活がたたり、半泣きでへばりつくように階段をにじり上る私。満身創痍で出発カウンターに着くと、非情にも相方が発券を済ませた直後だった。また走るのね。手荷物検査の列をかき分け、係のアジョッシに事情を告げる。 『何時のフライトですか?』 『8時半です』 『は!?』 (↑この時点で8時26分くらい) いやぁ、離陸10分前に空港についても飛行機って乗れるんですね。もう絶対やらん。 約50分のフライトの後、ウルサン空港に到着。 ウルサンはプサンの近くにあり、ウルサン空港から車で30分くらいで慶州に着く。慶州は日本で言えば京都みたいなところで、新羅時代に首都として栄えたところ。文化財がてんこ盛りです。空港到着後、レンタカーを借りてさっそく慶州方面へ。 まずは世界遺産登録されている、仏国寺(プルグクサ)を見学。 774年に完成した仏国寺は秀吉の朝鮮侵略の時に木造部分が全壊し、その後幾度も復元・修復を重ねて今の姿になっています。 上:多宝塔 下左:カメに乗った太鼓 下右:巨大木魚 あちこちで売っていた、キョンジュパンというお饅頭で休憩。ホントにどうってことない、ただのお饅頭。 その後、同じく世界遺産の石窟庵(ソックラム)へ。字の如く、石窟の中にやはり大きな石の仏像が収めてあります。大きな岩をくりぬいたと言う感じ。写真撮影禁止なのが残念。 雁鴨池(アナプチ)。もともと月池という名前で、新羅の王様が王宮の中に池を作って珍しい動物を飼ったりしていたのが、後に廃墟になって雁や鴨が集まってきたことからこう呼ばれるようになったのだとか。夜はライトアップされるみたいで、またキレイなんでしょうな。ちなみにここに作ってある小川のような水路で、笹舟を作って流したりして遊んだ。童心。 大陵苑(デヌンウォン)。新羅王朝の王族の古墳がたくさんある。ピラミッドのようだけれど、棺の周りを石で固め、その上に土を盛って作った巨大なお墓。その中の一つ・天馬塚は内部が公開されています。それにしてもなまめかしい。 とまあ、かようにして一日で慶州の主要なポイントを回ったのだった。 夕食を済ませ、ホテルに戻り、相方は夜から本来の目的であるお仕事へ。 この7時ごろから相方が帰ってくる深夜まで私はホテルで一人きりになる訳だけれど、珍しく不満も言わない私。だって、ヒルトン予約しちゃったんだもーん(実際ネットで予約サイト見たら安かったしね)。 相方を見送った後そそくさとラウンジへ向かい、一人でソファに腰掛けマンハッタンなんか優雅に傾けながらライトアップされた中庭を眺める(これ、相方には内緒ね!!)。その後ほろ酔いで部屋に戻りバスタイム。バスタブのない我が家、ここぞとばかりにお湯を張って持参のバスソルトをぶちまけ、近くのコンビニで買ったシート状パックをびたーんを顔に貼り付けて、読書しながら半身浴。1時間半くらい風呂に入り(←お前はしずかちゃんか!!)、備え付けのボディーローションなんぞを塗りたくってバスローブを羽織りキングサイズのふかふかベッドで悠然とBSの映画を見る。 し ・ あ ・ わ ・ せ!!! こんな機会がなければヒルトンなんかに泊まらない私達びんぼ夫婦。でもやっぱ、ミニバーとか冷蔵庫の中身なんかには絶対手を出さないところがビンボーの悲しさなんだけどね。 相方、2時半にホテルに戻るも気付かず。 おかげさまでたっぷり寝た私、9時に相方を叩き起こし、ルームサービスの朝食を注文。 やっぱ、ホテルに泊まったら朝はこれだべ。 ゆっくり朝ご飯を食べ、チェックアウトしウルサン空港へ。旅もおしまい。 それにしても行くところ行くところ紅葉が美しい。レンタカーを借りたのは大正解。平日ということもあり車も少なくドライブには最高だし、お寺や古墳に寄り添う紅葉は最高のデコレーションでした。目の保養とはまさにこのこと。一番いい時期に慶州へ行きました。ありがとう出張。 by たまきち |
by tamakichy
| 2004-11-09 23:52
| いい旅夢気分
|
||||||||
ファン申請 |
||