韓国人夫とシドニー暮らし。
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こんな記事を見た。
李炳憲主演の韓国映画、『甘い人生』の撮影のため、漢南大橋の2車線を10時間も封鎖したという。漢南大橋といえば漢江にかかる、ソウルで一番の交通量を誇る橋だ。日本で言えば、レインボーブリッジに相当するだろうか。そこを2車線とはいえ、10時間も封鎖してしまうところに今の韓国の映画に傾けるパワーを感じずにはいられない。 折りしも今、鴻上尚史のエッセイを読んでいるところだが、その中で映画監督の経験のある鴻上は、日本のシステムでは東京市街地を使った大規模なロケは、住民の苦情とそれに動かされる警察が足枷となり、不可能だと嘆いている。それに比べて、韓国はプサンにロケなどの映画撮影を後援するための組織を持っているし、それによって『シュリ』のアクションシーンは可能になったといわれている。必ずしも派手で規模の大きなシーンを撮れれば良いというわけではないが、少なくとも脚本家や監督の創造力を可能な限り現実に出来るシステムは、あって困るものではない。撮りたいものを撮れるという環境は、映像クリエイターにとってはあるに越したことはないのだから。 『踊る大捜査線THE MOVIE 2 -レインボーブリッジを封鎖せよ』という映画において、肝心の封鎖すべきレインボーブリッジは、実は全線開通する前の京都の京滋バイパスで撮影された。ある程度の商業的、政治的フィルターはもちろんあろうとは思うけれど、韓国にあって日本映画の力、迫力、温度をなかなか肌で感じることが出来ないのは少し寂しい。間違いなく、韓国映画と韓国の観客は今ものすごいスピードで成熟しているというのに。 <余談> 写真は全然関係ないけど今日初めて入ったカフェでカプチーノを頼んだら、こんな絵を描いてくれたので思わず携帯カメラで撮影。ここではカプチーノを頼むと絵を描いてくれるというコンセプトらしかった。器も店内も南欧風でよい。コーヒーもうまかった。と書かずにはいられないほど印象的な店だった。 by たまきち |
by tamakichy
| 2004-11-17 19:55
| 演劇・映画・ドラマ
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