韓国人夫とシドニー暮らし。
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昨日思い付きで作ってみたら結構いけた。
□材料□ 簡単でしょ。どちらかというと突き出しとか酒のつまみとかそんな感じです。海より深い理由があってえのきが手に入らない人は、キャベツやズッキーニの茹でたのとかきゅうりとか、味のあるようなないような淡白な野菜なら何でも代入が可能。 冷たいのがさっぱりしてうまし。 by たまきち | #
by tamakichy
| 2004-10-13 17:08
| 喰う
今週の仕事は、アメリカのビジネスDVDに日本語の字幕をつけたり、他の人が翻訳した日本語を校正したりする作業。
うちの会社、ご存知の通りソウルにありまして、小さいベンチャー企業なもんだから翻訳作業といっても専門家じゃなくてソウル在住の日本人にバイトで依頼してるんです。私もそんなバイトの一人。問題は、会社の人は皆日本語上手だけど、やっぱり日本語ネイティブじゃないから、微妙なところで出来上がった翻訳がいいのか悪いのか判断できないところ。 で、以前の日記の時チラッと書いた、数年ぶりに私がマジ切れしかかったプライドばかり嫌に高くて無神経極まりない日本人。 その人もまたバイトでやってたんだけど、彼のやった翻訳がことごとく日本の取引先からリターンされたらしい。『はっきり言って全く使い物にならない』『韓国人がやったんじゃないですか』というクレームと共に。ざまみやがれ!! その話を社長に聞いたとき嫌な予感が。 つまり、彼のやった翻訳はホントに『使い物にならない』ため、全部一旦廃棄の上(ちなみにその人はもう使わないらしい)一から翻訳し直しとのこと。 尻拭いですよ。 で、私は他の人がやった翻訳を校正することになったのだけど。 この校正ってのが曲者で、1時間もやると発狂しそうになる。 『何だこの日本語は!!』と叫びそうになる。 とても日本人の翻訳とは思えない。 翻訳機使ってるのバレバレだし、日本語としてもう間違ってるのね、 『○○は××なので△△なので□□である』とか 『○○によると××は△△は□□と言っていると伝えている』 とか、日本語がミミズの干物のようにねじれまくっている。一つの文章に『なので』が2回も繰り返されると読んだ時の『口当たり』とでも言おうか、そういうものが損なわれてスムーズに意味を理解できないし、2番目のなんか『は』が2回も入っちゃってる。日本語では基本的に主格の『は』は一文に一回なの。2回目の『は』は『が』になさい。そして『○○によると』で始まるなら終わりは『××である』、せめて『××とのことである』でしょう。 こんなのを1時間もいじってたら頭オカシクなりますよ。 『声に出して読みたい美しい日本語』なんて言ってないで、自分達の日本語をまず磨きましょう。せめて、お金もらってやってんだからさぁ。 日本の国語教育もね、名作と言われる文学を丸ごと読むならまだしも、あちこち切り張りにした挙句『この作品で作者の言いたいことは?』なんてくだらないことやってるからこうやって今私みたいなチェッカーが苦労してるのよ。日本語の文章構造とそれに倣った読み書きをまず叩き込んで、それからじっくり名作を味わったり論文や小説の創作活動を自由にさせたりするべきと思いますよ。それでこそ『国語』でしょう。5段活用とか、そんな言葉知らなくてもよろしい。そんな日本人しか知らない日本語文法用語なんか教える暇があったら円周率は3.14と教えなさい。地動説を教えなさい。 ああこんなのを今週はずーっとやらなきゃいけないわけね。トホホ。 by たまきち | #
by tamakichy
| 2004-10-13 11:47
| 本・翻訳
<『「2ちゃんねる」が生んだ文学、「電車男」22日刊行 (読売新聞)』>
<電車男とは> 有名になったので、ご存知の方も多いかもしれないが『電車男』が本になるらしい。これは2ちゃんで『もてないオタク男』が独身男板で仲間の援護射撃を受けながらついに可愛い彼女をゲットするまでの感動的なログをまとめたもの。私も(ブラウザで)読んだ。確かにすごく面白くて2時間くらいかけて一気に読んだのだけど、では果たしてこれを『文学』と表現していいものか。 これは『文学』『小説』と『2ちゃん』が同じ文字コンテンツであるが故の勘違いである。『電車男』は、現実の恋愛がインターネットサイトという媒体を通して実況中継されるリアル感に2ちゃんならではの表現方法がプラスされた、いわば『半生コンテンツ』であると言える。『半生』という以上半分は生なのだから、現実である。それを『小説やドラマでは起こりえない』とか『小説を超えた』などと言うのは初めから間違っているのではないか。真実は小説より奇なり。小説は初めから作り物の世界だと初めから承知して読むから小説なのだ。作り物ゆえに、それを創造した人間の想像力と表現力に感動するものなのだ。最初からノンフィクションと小説を並べて『小説を超えた』などという人はいないだろう。想像でしかありえないようなことが現実に起こったら、超えるに決まってるじゃないか。 『電車男』を面白いと思ったのは、確かに現実の事ながらそれがただの実況中継ではない、というところである。似たようなケースとして、韓国ではネットに書き込まれた日記が話題化して本になり『猟奇的な彼女』という映画になった。しかし『猟奇的な彼女』と『電車男』が決定的に違うのは、前者は一人称のみで書かれた日記であるのに対して後者は2ちゃん住人という第3者がかなり介入している部分である。住人は2ちゃん独特の表現で電車男を励まし、上手く行けば一緒に喜び、落ち込んでいれば慰める。このコミュニケーション過程が面白くて感動的なのだ。そういった意味では『電車男』は『猟奇的な彼女』よりも新しく、まさに『半生』たる面白みがある。だからこそ『文学』という既存のカテゴリーに押し込めるのはどうかと思うのだ。 これを本にする事については、賛否両論あるのだろうと思う。でも2ちゃんというバックグラウンドを持った新しい文章コンテンツを、ネットをやらない人も含めて世に表現するという意味では有効なことではないだろうか。 by たまきち | #
by tamakichy
| 2004-10-12 18:57
| 本・翻訳
私のお口の中には、カナダが広がっておるのです。
なんのこっちゃ、と思われるかもしれないけれど今私の心をがっちり掴んで離さないもの、それはTim Hortonsというカナダのドーナツショップ(詳しくはこちら)。ソウルに住んでるくせにカナダ!?と思われるかもしれないけど、フッフ、そこはそれ、現代のITの賜物でありまして現在オタワに住んでいる日韓カップルのLiebeちゃんとお友達になり、そして彼女がソウルに旅行に来た時お土産にティムのコーヒーを一缶もらったのがきっかけなのです。そんな私にTim開眼の機会を提供してくれたLiebeちゃんを今では人生の師と仰いでおります(←ちょっとウソ)。 このこーしーが、うんまいっ!! 程よい酸味と苦味、そしてコーヒーの『芳香』だけを集約したような理想的なブレンドなのですよ。こんなうんまいもん、味のわからない、ということはコーヒーの味なんか1㍉もわからない相方に飲ませるのはもったいない!!なのでジップロックにいれて冷凍保存しながら一人でいやらしくチビチビと、まるで行燈の油を舐める化け猫の如く嗜んでおるのです。 で、そんなTim様への愛を日記に書き綴っていたところ、これまでカナダ経験者の皆様から掲示板にいろいろとメッセージを頂きました。 >ドーナツ屋ですがコーシー好きな子達は、Timのを飲んでいましたよ。 >ドーナツは真ん中の穴を抜いた部分も揚げてTim Bitsという人気商品となっています。 >全種類の味を試すにはBitsはお得! (shi○ehay様) >オーダーするとき種類は適当に選んでというと注文数以上きます。 >そして白人のおばさんのところに並ぶのがたくさん入れてもらえる秘訣です、 >込んでるときなんて、わっしわっしつかんで入れてくれます。 >インド系の人は20個入り種類は適当にって言ってもきちんと数えて >20個分しか来ないときが多い(インド人は数字に強いからかな?)のです。 >これが、モザイク人種の街トロントの醍醐味です。 (Mo○re様) 行きたい。カナダ行きたい。ティムのためだけにカナダ行きたい。これからカナダに行かれる方、カナダからお帰りの方、ティムのコーヒーとマグカップを買ってきてください。Tim Hortons from Cana~da~~♪…アッ、お客様っ生卵は投げないでくださいっ!イタッ!! by たまきち | #
by tamakichy
| 2004-10-12 18:03
| 喰う
昨日、近所の農協スーパー・ハナロマートへ行った時のこと。レジ待ちをしていたら、やはり前に並んで待っていた子供連れの若いお母さんが突然籠の中のコーンフレークの外箱をべりっと開け始めた。
この国では会計前のお菓子や飲み物を問答無用にえいやと開封し、子供に与えたりあるいは自分で食べちゃったりということが当たり前のように行われている。店員さんも特に注意するわけでもなく、その封の開いたパッケージのバーコードをピッとやって計算している。初めて見た時は『何じゃそりゃ!!』と口を半開きにして凝視してしまったものだけど、まぁそんな現場を数回目撃していたので『またかぁ』と思い子供の方に目をやると。 既にお召し上がりでした。籠の中のお菓子の箱も口開いてました。 ならばなぜ、コーンフレークの箱を新たに開封するかね。いぶかる私を尻目に、他の箱物の口を手さばきも鮮やかにべりべりべりと開けていくお母さん。私の口もだんだん半開きに。まさかそれ全部ここで子供に喰わせる訳じゃあるまいな。 やがてそのお母さんの順番が来て、開封済みの商品が計算されていく。と、ここでまたお母さん、計算の済んだ商品の箱から中身を出しては持参の袋に片端から詰めていくではないですか。コーンフレークも個包装のお菓子も一緒くた。何故…?と私のお口もおめめも全開に。するとお母さんは涼しい顔でその変わり果てた外箱たちをスーパーのゴミ箱に放り込むと、颯爽とレジを後にしていった。 そう。ソウルでは地域指定のゴミ袋を地元のスーパーや売店で購入して、その袋に詰めてゴミを捨てることになっているのです。つまり、このお母さんのハイパーテクは、ゴミ袋代を節約する究極のケチケチ倹約術。へへぇぇお見それいたしましたぁ。 でも、やっぱり私はやんないな、これは。多分ね。 by たまきち | #
by tamakichy
| 2004-10-11 22:13
| 日々の暮らし
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