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開いた口が…
 昨日、近所の農協スーパー・ハナロマートへ行った時のこと。レジ待ちをしていたら、やはり前に並んで待っていた子供連れの若いお母さんが突然籠の中のコーンフレークの外箱をべりっと開け始めた。

 この国では会計前のお菓子や飲み物を問答無用にえいやと開封し、子供に与えたりあるいは自分で食べちゃったりということが当たり前のように行われている。店員さんも特に注意するわけでもなく、その封の開いたパッケージのバーコードをピッとやって計算している。初めて見た時は『何じゃそりゃ!!』と口を半開きにして凝視してしまったものだけど、まぁそんな現場を数回目撃していたので『またかぁ』と思い子供の方に目をやると。

 既にお召し上がりでした。籠の中のお菓子の箱も口開いてました。

 ならばなぜ、コーンフレークの箱を新たに開封するかね。いぶかる私を尻目に、他の箱物の口を手さばきも鮮やかにべりべりべりと開けていくお母さん。私の口もだんだん半開きに。まさかそれ全部ここで子供に喰わせる訳じゃあるまいな。

 やがてそのお母さんの順番が来て、開封済みの商品が計算されていく。と、ここでまたお母さん、計算の済んだ商品の箱から中身を出しては持参の袋に片端から詰めていくではないですか。コーンフレークも個包装のお菓子も一緒くた。何故…?と私のお口もおめめも全開に。するとお母さんは涼しい顔でその変わり果てた外箱たちをスーパーのゴミ箱に放り込むと、颯爽とレジを後にしていった。

 そう。ソウルでは地域指定のゴミ袋を地元のスーパーや売店で購入して、その袋に詰めてゴミを捨てることになっているのです。つまり、このお母さんのハイパーテクは、ゴミ袋代を節約する究極のケチケチ倹約術。へへぇぇお見それいたしましたぁ。

 でも、やっぱり私はやんないな、これは。多分ね。
by たまきち | by tamakichy | 2004-10-11 22:13 | 日々の暮らし
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